青春アニソンブログ

アラサーのおじさんが青春時代のアニソンを懐かしむブログです。

101曲目 Aimer「春はゆく」

101曲目は、Aimer「春はゆく」です。

2020年発売、劇場版『Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song』主題歌になります。

 

 

HF3章、見てきました!本来は3月末に公開でしたが延期して4月末に、そしてさらに再延期で、一時は公開日が未定になりましたが、無事に昨日より公開が始まりました。

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初日舞台挨拶のライブビューイング参加特典のポスター。公開日が前のものになっています

舞台挨拶とAimerさんのライブのライブビューイング付きの上映回を見に行きました。ライブは「春はゆく」の1曲のみで、Aimerさんとキーボードの方の2人でした。この間のFGOの5周年記念放送では、録画でしたが「花の唄」「I beg you」そして「春はゆく」の3曲を歌われていたので、やっぱり他の章の曲も歌ってほしかったです!映画を見た後に聴くと、感慨深いものがあります。今度はバンド編成、そして生で聴きたいですね!

舞台挨拶は、綺礼のコスプレで登場した中田譲治さんが全部持ってっちゃいましたね!コロナ対策でキャストさん同士の位置が結構離れていたのですが、別の方が話している時に譲治さんの黒鍵が何度も見切れていて、笑ってしまいました。司会のアニプレックス高橋さんが、拍手は心の中でお願いしますと言っていましたが、これもコロナ対策だったんですね。さすがです!

 

以下HF3章のネタバレを含みますので、まだ鑑賞されていない方は読まれないことをおススメします。

 

それでは曲についてです。上でも書きましたが、映画を見終わってから曲を聴くと感慨深く、曲の持つ印象も少し変わりますね。原作未プレイなので当然結末は知らず、 自分としては桜は亡くなってしまうと思っていました。その理由は歌詞の

「せめて側にいる大事な人たちに いつもわたしは 幸せでいると 優しい夢を届けて」

の部分で、「優しい夢を届けて」という言葉が「現実には存在しない、桜が幸せである事=桜の不在」を表していると思ったからです。映画では、エンディングで士郎、桜、凛、ライダーが一緒にいる姿が描かれており、味方側のキャラクターの多くは生存しています。イリヤは…。

「春はゆく」という曲名も映画の結末を考えると、何もしなくても季節は過ぎていくけれど、その中で士郎と桜、2人で罪と向き合っていこう、という事を示している様ですね。

そして、曲がフルで解禁された時に(自分の中で)話題になった、ラストの「その日々は夢のように……」という歌詞。花の唄の始まりも「その日々は夢のように」ですが、こちらは桜が士郎と出会ってから決別するまでの日々を指しているのに対し、春はゆくのラストは、これから続いていく士郎と桜の日々の事を指しているのかと思いました。「……」があるかないかの差は大きいですよね!

梶浦さんの書くドラマチックな歌詞は、本当に素敵ですよね。自分の考察が合っているかは別として、物語に寄り添った歌詞は、作品に対する理解がなければ書けないと思います。物語を知らない方にも、何となくドラマチックだなー、と心を震わせるような歌詞とメロディーの名曲です!

間桐臓硯役の津嘉山正種さんは、今年公開の映画『Fukishima 50』で、主人公の佐藤浩市さんの父親役で出演されていました。映画を見ていた時は全く分かりませんでしたが、後から知って驚きました。とても渋い方でしたね~。3章では臓硯の出番も多いので、必見です!