青春アニソンブログ

アラサーのおじさんが青春時代のアニソンを懐かしむブログです。

「令和3年アニソン大賞」開催決定! 個人的な令和3年アニソン大賞は…

という事で、今年も開催が決定しました、アニソン大賞!

昨年は配信のみでしたが、今年は有観客での開催が発表され、早速チケットを買いました!が、17:30から開始という事で、間に合うかどうか心配です…。

アニソン大賞についてはこのブログでも何回か書きましたので、お時間ある方はこちらも読んでいただけると嬉しいです!


令和3年アニソン大賞とは何ぞや、という方に簡単に説明しますと、令和3年(2021年1月1日~12月31日)に発売、または発売予定の楽曲から「作品賞」「新人賞」といった部門ごとに1曲選び、その中から令和3年を象徴する大賞を決めよう、という企画です。

選考員はこれまで同様、冨田さん、吉田アナ、齋藤P、DJ和さん、前Qさん、そしてアニメイトの松原さんです。

それでは各部門とその選考基準を、ちょっと長いですが公式サイトからの引用で紹介します。

・令和3年アニソン大賞 
 全部門のノミネート楽曲の中から、この1年間を象徴する楽曲。


・作品賞 
 この年代での社会的・アニソン業界的に最も世の中を賑わせ注目された楽曲。


・作詞賞 
 特に作詞の分野で創作的で話題になった楽曲。


・作曲賞
 特に作曲の分野で創作的で話題になった楽曲。


・編曲賞
 特に編曲の分野で創作的で話題になった楽曲。


・声優ソング賞 
 声優アーティストの楽曲の分野で大衆に支持され話題になった楽曲。


・キャラクターソング賞
 アニメキャラクターソングの楽曲の分野で大衆に支持され話題になった楽曲。
 キャラクターソロ楽曲・キャラクターユニット楽曲など。


・アーティストソング賞
 J-POPアーティストの楽曲の分野で大衆に支持され話題になった楽曲。
 ソロアーティスト、バンドなど。


・企画賞
 独創的な企画意図をもって製作・企画が面白いと思われた楽曲など。


・新人賞 
 対象年度内においてアーティストデビュー(個人名義として)し大衆に支持され、
 これからも大いに活躍をされるアーティストに贈る。
 ※作品単発のキャラクターソングや企画などは除外。


・ユーザー投票賞
 ユーザー投票により選考。投票楽曲の中から一番数が多かった楽曲に決定。

 

 

この選考基準がとても重要です。選考員の方々は基本的にはこの基準に当てはめて考えているのですが、その基準を曲げてまで推したい楽曲があった場合、どうしてその楽曲を選んだのかという過程と苦悩を、選考員の方々は熱く語ってくれます。この(やや個人的とも思える)熱い語り、そして選考員同士の激しいぶつかり合いが、アニソン大賞の魅力だと私は思います。今年は生で見られるのが嬉しいです!

それでは、私の考える各部門の楽曲をご紹介します!

 

作品賞:宇多田ヒカル「One Last Kiss」(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』主題歌)

今年ついに完結した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』。普段アニメを見ない層にも広く知られているエヴァですが、その結末に注目が集まりましたね。

新劇場版は全作宇多田さんが主題歌を担当されていて、「Beautiful World」を聴いた時は衝撃的でしたが、今回の曲も物語を締めるにふさわしい素晴らしいものでした。

エヴァを通して多くの人が知ったと思われる「ヤマアラシのジレンマ」ですが、エヴァンゲリオンという物語の根底にあるこのテーマを「誰かを求めることは 即ち傷つくことだった」とシンプルに言い換えているのもスゴイです!

 

作詞賞 :LiSA「明け星」(『鬼滅の刃 無限列車編』オープニングテーマ)

無限列車編を分割してテレビ放送すると聞いた時は驚きましたが、そのオープニング・エンディング両方をLiSAさん梶浦さんコンビが担当されるという情報は、それ以上の驚きでした。

劇場版主題歌の「炎」は煉獄さんを中心に書かれた曲だったので、今回はどんな曲なんだろうととても楽しみにしていましたが、さすが梶浦さん!今回も物語にドンピシャの壮大な曲でした。

この曲に関してはこちらもどうぞ!

 

作曲賞:YOASOBI「怪物」(『BEASTARS』オープニングテーマ)

YOASOBI初のアニメタイアップ曲。YOASOBIらしさ全開の打ち込みサウンドで、疾走感が気持ちいいです。誰が聴いてもYOASOBIの曲だ!と思えるAyaseさんのメロディーは、作曲賞にふさわしいと思いました。

昨年の紅白をはじめ、テレビ番組で見る機会が増えましたが、ボーカルikuraさんの生歌が予想以上に上手でびっくりです。こんな歌うのが難しそうな曲を歌えるikuraさんの歌唱力があってこそのYOASOBIですね。

 

編曲賞:加藤ミリヤ「この夢が醒めるまで feat.吉田兄弟」(『ましろのおと』エンディングテーマ)

『ましろのおと』は津軽三味線を題材にした作品ですが、アニメの津軽三味線監修を務める吉田兄弟が、フィーチャリングアーティストとしてエンディングにも参加されています。

曲の中には津軽三味線×ラップのパートもあり、一見すると異色の組み合わせに見えますが、全く違和感はありません。三味線、ポピュラーミュージックに合うじゃん!と新たな可能性を感じられました。和装と相まってライブ映えもしそうですね。

 

声優ソング賞 :林原めぐみ「Soul salvation」(『SHAMAN KING』オープニングテーマ)

「Over Soul」から20年!アニソンを意識して聴くようになった時代、つまり「初心」を思い出させてくれる1曲に巡り合えて、とても幸せです!こんな閉塞的でイレギュラーと思える状況の今、聴きたい曲です。基本的に林原さんの曲はどれも聴くと励まされますよね。

当時はオリコンTOP10入りする声優さんなんてほとんどいなかったですよね~。今なお第一線で活躍されているめぐさんはスゴイ!

 

キャラクターソング賞:チームスピカ「ユメヲカケル」(『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』オープニングテーマ)

歌手名は「チームスピカ」としましたが、正式にはスペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、トウカイテイオー(CV.Machico)、ウオッカ(CV.大橋彩香)、ダイワスカーレット(CV.木村千咲)、ゴールドシップ(CV.上田 瞳)、メジロマックイーン(CV.大西沙織)です。な、長い!

実は作品賞をエヴァとウマ娘と東京リベンジャーズで迷って、ウマ娘をこの賞にもってきた、というのが正直なところです。テレビでは「うまぴょい伝説」や「GIRLS' LEGEND U」が披露されてますが、この曲も歌ってくださいよ!超名曲です。*1

この曲に関してはこちらもどうぞ!


アーティストソング賞:Official髭男dism「Cry Baby」(『東京リベンジャーズ』オープニングテーマ)

現在のJ-POP界のトップシーンを走っているヒゲダンですが、この曲は少し前に放送された「関ジャム J-POP史 プロが選ぶ豪華アーティスト9組の最強の名曲ベスト10」のヒゲダンの楽曲の中で、2位にランクインした曲です。

上でも書きましたが、東京リベンジャーズも今年を代表する作品ですが、やっぱり今年はエヴァかな、という事でこの曲はアーティストソング賞に持ってきました。

原作と実写映画に比べ、アニメの東京リベンジャーズはイマイチ影が薄いような気がするのですが、そんな思いを吹き飛ばしてくれるほどのパワーを持つ楽曲です。何この転調!?

 

企画賞:Yami_Q_ray(ヤミキューレ)「綺麗な花には毒がある」(『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』挿入歌)

敵側のユニットとして登場したヤミキューレですが、ボーカルはワルキューレのメンバーと全く同じで、歌い方がワルキューレよりダーク寄り、テンポも速めな曲が多くなっています。面白い試みだと思うので企画賞にしました。ウソです。ワルキューレが好きなので、何とかねじ込もうとこの賞に持ってきました。

ヤミキューレの曲はサントラに収録された3曲しかないのですが、どの曲もクオリティが高く、ヤミキューレでフルアルバム出してよ!と言いたくなるくらい好きです。

1曲選ぶのは難しかったので、マクロスデルタの数多くのキーとなる楽曲を生み出した、西直紀さんコモリタミノルさんコンビによる楽曲を挙げました!

 

新人賞 :ヴィヴィ (八木海莉)「Sing My Pleasure」(『Vivy -Fluorite Eye's Song-』オープニングテーマ)

選考基準にある「作品単発のキャラクターソングや企画などは除外」に反するのですが、どうしても今年デビューされた方の中で一番気になる八木さん、そしてこの曲を挙げました。基準を曲げてまで推したい楽曲です。

八木さんは今のところ、Vivy以外のアニソン関連の活動はないので、来年は要注目です!

この曲に関してはこちらもどうぞ!

 

以上、個人的な各部門の曲でした。うーん、有名な曲が多いですね!今年は昨年の反省からアニソンをチェックするようにしましたが、結局選んだのはJ-POPのアーティストが多かったです。そしてここで、アーティストソング賞って必要?という疑問が生まれます。

今年のアニサマには大黒摩季さんや岡崎体育さん、スキマスイッチらが出演されました。いわゆるJ-POPのアーティストがアニメ主題歌を担当する事は以前からありましたが、アニソンのイベントに多く出演するようになったのは最近です(アニサマには昔からAAAやGACKTが出ていましたが。アニサマの先見性と交渉力はスゴイです!出てくれたアーティストありがとう!)。

そんな状況の中、あえてアーティストソング賞と分けることに意味はないと思いました。アニメの主題歌はアニソンで、歌っているアーティストを区別する理由は何?という事です。

 

それでは本題へ。私の令和3年アニソン大賞は…やっぱりこの曲、

宇多田ヒカル「One Last Kiss」です!

まず、エヴァンゲリオンというシリーズが無事に完結を迎えられ、庵野監督をはじめとしたスタッフの方々にありがとう!という気持ちで一杯です。

私は大学生の時にテレビシリーズ→旧劇→新劇場版と見た、そんなに年季の入ったファンではないのですが、それでもシリーズが完結したことはとても感慨深いです。

作品の完結、そしてこの結末によって、長年エヴァに囚われていたファンは解放されたのか、それとも新たな呪縛が生まれてしまったのかは気になりますが、それはまた別の話しですね。

そして新劇場版は、宇多田さんの楽曲とは切り離すことができません。「Beautiful World 」「桜流し」からの「One Last Kiss」と、見事に作品とシンクロした宇多田ヒカルワールドの曲で、作品に彩りを添えてくれました。

ということで、今年の大賞には「One Last Kiss」が相応しいのではないでしょうか!

 

以上、私の個人的な令和3年アニソン大賞でした。

心残りは、ランカとシェリルの「時の迷宮」をどこかに入れたかった事です。なので、この曲でユーザー投票賞に投票したいと思います。投票はこちらからできますよ!

 

結果が本当に楽しみですね~。それではまた!

*1:12月3日追記:12月1日のFNS歌謡祭で披露されましたね!