青春アニソンブログ

アラサーのおじさんが青春時代のアニソンを懐かしむブログです。

「令和3年アニソン大賞」終了!令和3年アニソン大賞はいったいどの曲に!?

アニソン大賞とは何ぞや?という方は、まずこちらを読んで頂ければと…!

 

アニソン大賞、今年は有観客開催という事で行ってきました!

場所はおなじみのロフトプラスワン、時間は17時30分開始でした。無事に休みを取れ、余裕をもって会場に向かう事ができました。

ロフトプラスワンに入るとびっくり、席が思った以上に少ない!正確な人数は分かりませんが、お客さんは40人程度だったと思います。

ロフトプラスワンは2年前の平成アニソン大賞のイベント以来だったので、注文方法が店員さんを呼ぶのではなくカウンターで注文、受け取りに変わっていたことにも驚きました。久しぶりのお酒飲みながら、始まるのを待ちます。

 

イベントは、第1部の「令和3年アニソン大賞~選考会議~」で、選考員が事前に選んだ各部門の曲について、選んだ理由と魅力をアピールします。そして1時間の休憩中に選考会議の結果を踏まえて各部門の曲を決定し、第2部の「令和3年アニソン大賞ノミネート~発表特番~」で発表する、という流れです。選考員の方々は休みなしで大変そうです!

そして選考員はおなじみの、冨田さん、吉田アナ、齋藤P、DJ和さん、前Qさん、そしてアニメイトの松原さんです。

今年は事前に選考員が選んだ曲が発表されましたが、事前に発表されるのはユーザー投票賞の中間結果だけだと思っていたのでびっくりです。結果として、この発表がイベントの盛り上がりを加速させましたよね!

 

ちなみに私の個人的な各部門の曲は以下になります!

令和3年アニソン大賞、作品賞:宇多田ヒカル「One Last Kiss」(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』主題歌)
作詞賞:LiSA「明け星」(『鬼滅の刃 無限列車編』オープニングテーマ)
作曲賞:YOASOBI「怪物」(『BEASTARS』オープニングテーマ)
編曲賞:加藤ミリヤ「この夢が醒めるまで feat.吉田兄弟」(『ましろのおと』エンディングテーマ)
声優ソング賞 :林原めぐみ「Soul salvation」(『SHAMAN KING』オープニングテーマ)
キャラクターソング賞:チームスピカ*1「ユメヲカケル」(『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』オープニングテーマ)
アーティストソング賞:Official髭男dism「Cry Baby」(『東京リベンジャーズ』オープニングテーマ)
企画賞:Yami_Q_ray(ヤミキューレ)「綺麗な花には毒がある」(『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』挿入歌)
新人賞 :ヴィヴィ (八木海莉)「Sing My Pleasure」(『Vivy -Fluorite Eye's Song-』オープニングテーマ)

そしてワルキューレの「唇の凍傷」をユーザー投票賞で入れてきました。

それでは各部門の受賞楽曲です!

 

作品賞:fhána「愛のシュプリーム!」(『小林さんちのメイドラゴンS』オープニングテーマ)

以下ノミネート楽曲、アーティスト(+作詞作曲編曲者)とその選者です(敬称略)。

愛のシュプリーム! / fhána
→齋藤P
うまぴょい伝説 (TV Size)[Season 2 Ver.] / ウマ娘*2
→吉田
怪物 / YOASOBI
→冨田
One Last Kiss / 宇多田ヒカル
→DJ和、前田、松原

「One Last Kiss」に3票入ってる!と無茶苦茶納得&嬉しかったです。選考員の方々、ドストライクの世代ですよね!他の3曲も納得です。

「愛のシュプリーム!」は他の部門でもノミネートされていますが、歌詞、メロディ、アレンジ全部がいい名曲ですよね!「青空のラプソディ」が最高だったので、2期の曲はどうなるんだろう…と思っていましたが、fhánaスゴイ!

ただ、正直3票入っているOne Last Kissがなぜ作品賞じゃないんだ…という思いもありました。このモヤモヤは解消されるのでしょうか。

 

作詞賞:ReoNa「ないない」(『シャドーハウス』エンディングテーマ)

インパーフェクト / オーイシマサヨシ / 大石昌良
→冨田
ABC体操 / いけてるお兄さん(宮野真守)/うたのお姉さん(水樹奈々) / 久世 岳
→DJ和
おもいでしりとり / DIALOGUE+ / 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
→吉田
人生イージー? / DIALOGUE+ / 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)
→前田
ないない / ReoNa / ハヤシケイ(LIVE LAB.)、毛蟹(LIVE LAB.)
→松原
私たちはもう舞台の上 / スタァライト九九組 / 中村彼方
→齋藤P

作詞賞は6人全員割れましたが、ReoNaさんの「ないない」に。松原さんは、シャドーハウスはオープニングがインストゥルメンタルなので、この曲が実質的な主題歌と言っていましたが、確かにその通りですね。アニメ見ていましたが、このエンディングは飛ばせない!

DIALOGUE+は別々の曲に票が入っていましたが、吉田アナの「おもいでしりとり」への想いが熱すぎました。個人的には「人生イージー?」の方がアニソンど真ん中!という感じで好きだったのですが、吉田アナの解説を聞いておもいでしりとりにも気持ちが傾きました。

 

作曲賞:Official髭男dism「Cry Baby」(『東京リベンジャーズ』オープニングテーマ)

愛のシュプリーム! / fhána / 佐藤純一(fhána)
→冨田、吉田、DJ和
Cry Baby / Official髭男dism / 藤原聡
→齋藤P
Sing My Pleasure / ヴィヴィ(Vo.八木海莉)/ 神前 暁(MONACA)
→松原
未来予報ハレルヤ! / EFFY
→前田

「愛のシュプリーム!」に3票入っていますが、この曲は作品賞、作曲賞は「Cry Baby」でした。納得です!

曲の転調が作品のストーリーとリンクしている、という解説が面白かったのです。転調に多少の違和感を感じつつも、それが癖になって最後にはハマってしまう、この曲の持つ中毒性は恐ろしいですね!

あと、前田さんが(冗談半分で)提起した「アニソン大賞のメンバーラブライブに冷たい問題」は爆笑でした。この「アニソン大賞のメンバー~に冷たい問題」には汎用性があり、この後も度々出てきました。

 

編曲賞:スタァライト九九組「私たちはもう舞台の上」(『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』主題歌)

人生イージー? / DIALOGUE+ / 田中秀和
→齋藤P
大河よ共に泣いてくれ / フランシュシュ / 加藤裕介
→DJ和
時の迷宮 / ランカ・リー=中島 愛/シェリル・ノーム starring May'n / 菅野よう子
→松原
BANG!!! / EGOIST / Giga
→冨田
BOY / King Gnu / King Gnu
→吉田
私たちはもう舞台の上 / スタァライト九九組 / 佐藤純一(fhána)
→前田

「私たちはもう舞台の上」、チェックしていませんでした…!昨年のアニソン大賞で編曲賞を受賞した「再生讃美曲」が名曲だったのに、レヴュースタァライトの曲をチェックしていなかったとは、大いに反省です。私たちはもう舞台の上、大好きな曲になりました。

そして「時の迷宮」が入っている!さすが松原さん!「BANG!!!」は最初聴いた時、エゴイストってこんなサウンドだったっけ!?と驚きましたが、ryoさんは作詞だけで作編曲はGigaさんと言う方がされているんですね。無茶苦茶カッコイイ曲です。

 

声優ソング賞 :麻倉もも「ピンキーフック」(『カノジョも彼女』エンディングテーマ)

SHINOBI-NAI / 花澤香菜
→齋藤P
虹が架かるまでの話 / 堀江由衣
→前田
ピンキーフック / 麻倉もも
→冨田、DJ和、松原
Poème en prose / 上田麗奈
→吉田

風紀委員である松原・前田さんの指摘により、アニメタイアップがついていない「SHINOBI-NAI 」と「Poème en prose」は除外されることに。齋藤Pが「しのびない」をギャグの様に多用していて面白かったです。

「ピンキーフック」「虹が架かるまでの話」は両方とも名曲で甲乙つけがたいですが、おそらく票数の差で声優ソング賞はピンキーフックに。吉田アナの「上田麗奈さん大好き問題」には今後も注目ですね!

また、林原さんの「Soul salvation」の話が出たのも嬉しかったです!

 

キャラクターソング賞:私(CV:悠木碧)「がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ」(『蜘蛛ですが、なにか?』エンディングテーマ)

アノカナタリウム / Mashumairesh!!
→齋藤P
がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ / 私(CV:悠木碧)
→冨田、DJ和
Sing Alive / Roselia
→吉田
薔薇と私 / 星野 薫(CV.大地 葉) & 沢田千夏(CV.松田利冴) & 沢田千秋(CV.松田颯水)
→前田
ユメヲカケル! / チームスピカ
→松原

「がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ」は、とにかく悠木さんの歌唱力?演技力?に脱帽です。悠木さんのボーカルが入ることで、曲が500パーセント増しでパワーアップしているような気がします。他に誰が歌えるんでしょうか、この曲。

そして「薔薇と私」!3曲ある内、この曲を選ぶとはさすが前田さん!やっぱり大地さんのボーカルは、作品の世界に一番合ってますよね!

 

アーティストソング賞:YOASOBI「怪物」(『BEASTARS』第2期オープニングテーマ)

明け星 / LiSA
→前田、松原
怪物 / YOASOBI
→齋藤P
Cry Baby / Official髭男dism
→吉田、DJ和
僕の戦争 / 神聖かまってちゃん
→冨田

YOASOBIの「怪物」はアーティストソング賞でしたが、どの部門に入っていてもおかしくない名曲、名アニソンですね!

そしてLiSAさんの「明け星」に2票入ってる!アーティストソング賞にLiSAさんというのは、何となく意図は理解できますよね。なんだか嬉しいような、寂しいような…。

 

企画賞:スカートとPUNPEE「ODDTAXI」(『オッドタクシー』オープニングテーマ)

ODDTAXI / スカートとPUNPEE
→冨田、吉田、前田
がんばれ!蜘蛛子さんのテーマ / 私(CV:悠木碧)
→齋藤P
Diva in Abyss / Yami_Q_ray
→松原
ユメヲカケル! / チームスピカ
→DJ和

「ODDTAXI」もノーチェックでした…。作品が盛り上がっていたのは知っていたのですが、主題歌も良かったんですね。冬休みにまとめて見てみようと思います!

そしてヤミキューレがここに。曲がいいのは当然として、やっぱり企画としても面白いですよね!

 

新人賞:大西亜玖璃「Elder flower」(『精霊幻想記』オープニングテーマ)

Elder flower / 大西亜玖璃
→DJ和
11次元のLena / 近藤玲奈
→冨田
STONE OCEAN / ichigo from 岸田教団&THE 明星ロケッツ
→齋藤P
Dreaming Sound / 鈴木杏奈
→前田
星のオーケストラ / saji
→吉田
麻痺 / yama
→松原

ここでも風紀委員の指摘により「11次元のLena」「星のオーケストラ」「STONE OCEAN」がほぼほぼ除外される形に。11次元のLenaがそもそも曲じゃなくてアルバムじゃん、という指摘に爆笑です。

大西さんの「Elder flower」、個人的にはアニソンと言うよりは少し前のJ-POPの感じがして、懐かしさがあるいい曲ですね!

 

ユーザー投票賞:スタァライト九九組「私たちはもう舞台の上」(『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』主題歌)

編曲賞に続いてまさかの2冠!ちなみに12月13日の中間発表の時点では、以下の結果でした。

1位:YURA YURA / WANDS
2位:インパーフェクト / オーイシマサヨシ
3位:唇の凍傷 / ワルキューレ
4位:ケアレス / ClariS
5位:私たちはもう舞台の上 / スタァライト九九組

私は「時の迷宮」に入れようと思っていましたが、中間結果を見て「唇の凍傷」に投票しました。

レヴュースタァライトは中間結果を受けてファンが結束したのでしょう。組織票と言うと聞こえは悪いですが、そもそも曲自体が最高なので文句なしです!

 

特別賞:DIALOGUE+

実は、2部の発表特番で一番最初に発表されたのがこの特別賞でした。

要点は2つあります。まずは、DIALOGUE+の曲は2部門3人の選考員が選んでいて、どちらの賞で受賞でもおかしくなかったが、2部門も独占してしまうと、他の頑張っているアーティストに賞と言う形でメッセージを返せないという点。もうひとつは、このコロナ禍でも現場が熱く、楽曲がいいのは当然としてDIALOGUE+というプロジェクト自体が凄かった、という点。

以上から、楽曲に賞を与えるのではなく、DIALOGUE+というプロジェクトに賞をあげたい、というのが経緯でした。うーん、みんな納得できるいい落としどころですね!

ちなみに作詞賞の発表中に、DIALOGUE+の野島Pがロフトプラスワンに登場しました。新宿で仕事中で、受賞を聞いて駆けつけてくれました。さすがフットワーク軽いですね!すぐに仕事に戻られた様で、Pはやっぱり忙しんだなーと思いました。

 

裏アニソン大賞:うまぴょい伝説 (TV Size)[Season 2 Ver.]

そして大賞発表の前にやっぱりありました、裏アニソン大賞!

今年のアニソン大賞で一番悩ましかったのが、ウマ娘をどう扱うか、という点でした。曲としては「うまぴょい伝説」がテレビで何度も披露され、一応アニメ最終話のエンディングでも流れましたが、曲自体のリリースは2016年。

今年のウマ娘の曲と言えば、アニメオープニングの「ユメヲカケル!」がありますが、やはりウマ娘を代表する楽曲はうまぴょい伝説であり、"裏"アニソン大賞としてなら…ということで、受賞となりました。

齋藤Pのアニサマ2018でウマ娘をプッシュして出演してもらったけど、ゲームが出なかった、という話は会場爆笑でした。事前登録何周年なんて揶揄されてたゲームがここまで大きくなるとは…。私も今年の多くの時間をウマ娘に持っていかれています。時間が足りない…。

そしていよいよ令和3年アニソン大賞の発表です!

 

令和3年アニソン大賞:宇多田ヒカル「One Last Kiss」(『シン・エヴァンゲリオン劇場版』主題歌)

やっぱりこれしかない!と心の中でガッツポーズでした。作品賞が「愛のシュプリーム!」で、各部門受賞曲の中から大賞が選ばれると思っていたので、この結果とても嬉しかったです。説明不要の令和3年を代表するアニソンですね!

 

大賞発表が終わったのが22時30分頃で、もうロフトプラスワンに来てから5時間以上経ってるのか、とびっくりでした。

配信終了後、ロフトプラスワンに来た人限定で齋藤Pから、今年のアニサマでスタァライト九九組が披露した「私たちはもう舞台の上」の映像を、いち早く見せて頂きました。最高じゃないですか!

今年の反省としては、まだまだアニソンのチェックが足りなかったなー、という点。来年はもっと聴かねば!

 

そして来年のアニソン大賞に向けて提案が!

・「歌唱賞」「映像賞」の新設

イベントの中でも少し話題に上がっていましたが、この2つの賞が欲しいです!

「歌唱賞」は、そのまんまですが優れた歌唱に贈られる賞です。曲は作詞・作曲・編曲に分かれていますが、人に関しては新人や声優ソングといった大枠に対する賞なので、「歌唱」という点に注目した賞があっても良いのではと思います。

「映像賞」は、アニメのシーンと曲のマッチ具合がスゴイ、MVの出来がいいといった、映像に焦点をあてつつ、曲とのリンクも優れている楽曲に贈る賞です。これで言ったら、今年はHiroyuki Sawano feat. Benjaminの「TRACER」が一番ですね!アニソン大賞のメンバー澤野さんに冷たい問題についても考えてほしいです!!

・「アーティスト賞」の廃止

作品賞に宇多田さん、作曲賞にヒゲダン、編曲賞にKing Gnuと、いわゆるJ-POPアーティストの楽曲が各部門に入っている時点で、アーティスト賞として分けて考える必要性はないと思いました。

 

また、最後に前Qさんが言った「選考員に女性がいない」という点は、確かにと思います。女性の視点だとまた違った曲がノミネートされると思うので、面白くなりそうですね。ただ、今の6人の組み合わせが完璧すぎて、このバランスが変わると最初は違和感が強そうですね…。

令和に入ってからのアニソン大賞は、鬼滅、鬼滅、エヴァときて、果たして来年は何が来るのでしょうか?令和4年アニソン大賞も本当に楽しみです!

*1:アーティスト名が長いので省略させていただきました。詳しくは令和3年アニソン大賞公式サイトにて!

*2:こっちはもっとアーティスト名が長い!公式サイトを見てください!