青春アニソンブログ

アラサーのおじさんが青春時代のアニソンを懐かしむブログです。

「令和4年アニソン大賞」終了!今年も相変わらず選考員の皆さんが熱い!

アニソン大賞って何?という方は、まずはこちらをご覧ください!

年末の風物詩となったアニソン大賞ですが、今年も有観客で大賞発表イベントがありました!場所はロフトプラスワン、17時30分開始で普通の会社勤めの人間にはちょっとキツイ時間です。無事参加できてよかった!お客さんは昨年より少ないかなーという印象で、30人弱くらいでしょうか。

イベントは、第1部の「令和4年アニソン大賞~選考会議~」で、選考員が事前に選んだ各部門の曲について、選んだ理由と魅力をアピールします。そして1時間の休憩中に選考会議の結果を踏まえて各部門の曲を決定し、第2部の「令和4年アニソン大賞ノミネート~発表特番~」で発表する、という流れです。昨年と同じですね。

そして選考員はおなじみの、冨田さん、吉田アナ、齋藤P、DJ和さん、前Qさんです。

私が推しているアニメイトの松原さんは部署移動されたとのことで、今年は選考員ではありませんでした。別部署になっても参加して欲しいですけどね!


私の個人的な令和4年アニソン大賞の各部門の曲は以下になります!

令和4年アニソン大賞、作品賞:Ado「新時代」(『ONE PIECE FILM RED』主題歌)
作詞賞:King Gnu「逆夢」(『劇場版 呪術廻戦 0』エンディングテーマ)
作曲賞:Aimer「朝が来る」(『鬼滅の刃 遊郭編』エンディングテーマ)
編曲賞:さユり「花の塔」(『リコリス・リコイル』エンディングテーマ)
声優ソング賞:早見沙織「Tear of Will」(『聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-』オープニングテーマ)
キャラクターソング賞:福元幹(斉藤朱夏)「hem」(『明日ちゃんのセーラー服』劇中歌)
アーティストソング賞:Creepy Nuts「堕天」(『よふかしのうた』オープニングテーマ)
企画賞:FictionJunction feat.藍井エイル & ASCA & ReoNa「蒼穹のファンファーレ」(『ソードアート・オンライン』10周年記念テーマソング)
新人賞:Void_Chords feat. L「Beyond Selves」(『RWBY 氷雪帝国』オープニングテーマ)

それでは各部門の受賞楽曲です!

 

作品賞:Ado「新時代」(『ONE PIECE FILM RED』主題歌)

以下ノミネート楽曲、アーティスト(+作詞作曲編曲者)とその選者です(敬称略)。選者は分かる方だけ書いています。ちゃんとメモしてればよかった…。うろ覚えなので間違ってたらすみません!

ALIVE / ClariS
→齋藤P
KICK BACK / 米津玄師
→???
新時代 / Ado
→冨田
ミックスナッツ / Official髭男dism
→???

今年はやっぱりワンピースですよね!今回の映画は歌が重要な要素になっており、単に新時代という曲が作品賞を受賞したのではなく、『ONE PIECE FILM RED』という作品に贈られた賞、という気がします!

ALIVE 、KICK BACK、ミックスナッツも、それぞれリコリコ、チェンソーマン、スパイファミリーと今年を代表する作品の主題歌で、大いに話題になっていた曲ですね!

この後もちょくちょく出てくる「チェンソーマン問題」も、KICK BACKのノミネートがきっかけに盛り上がっていました。

 

作詞賞:ヒグチアイ「悪魔の子」(『進撃の巨人 The Final Season Part2』エンディングテーマ)
作詞:ヒグチアイ

アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti / MAISONdes / SAKURAmoti、美波
→前田
悪魔の子 / ヒグチアイ / ヒグチアイ
→齋藤P、DJ和
あのバンド / 結束バンド / 樋口 愛
→冨田
kaleido proud fiesta / UNISON SQUARE GARDEN / 田淵智也
→吉田

あのバンドも樋口さんが作詞なので、実質ヒグチアイさんに3票ですね!

進撃の巨人のOPEDはどの曲も作品にとても合っていますが、悪魔の子はその中でも上位に来ると思います。とにかく暗い!救いがない!でも、これが進撃の巨人だよね、と曲を聴く度に思ってしまいます。

kaleido proud fiestaのノミネート理由では、吉田アナのユニゾンへの熱い思いが爆発していました。吉田アナの話しを聞くと、何この歌詞カッコよすぎる、となりました!

 

作曲賞:スピラ・スピカ「燦々デイズ」(『その着せ替え人形は恋をする』オープニングテーマ)
作曲:寺西裕二

アイウエ feat. 美波, SAKURAmoti / MAISONdes / SAKURAmoti、美波
→冨田
KICK BACK / 米津玄師 / 米津玄師
→???
燦々デイズ / スピラ・スピカ / 寺西裕二
→齋藤P
祝福 / YOASOBI / Ayase
→前田
ミックスナッツ / Official髭男dism / 藤原 聡
→???

正直他のノミネート楽曲が強すぎて、燦々デイズはないだろうなーと思っていましたが、齋藤Pのプレゼンが上手すぎてこの曲に。いや、曲自体はもちろん良いですし、幹葉さんの喜ぶ顔も見たいです!

作詞賞でもノミネートされたアイウエ、SAKURAmotiさんが17歳はウソでしょ…。

 

編曲賞:ReoNa「シャル・ウィ・ダンス?」(『シャドーハウス 2nd Season』オープニングテーマ)
編曲:小松一也

KICK BACK / 米津玄師 / 米津玄師、常田大希
→冨田
残響散歌 / Aimer / 玉井健二、飛内将大
→DJ和
シャル・ウィ・ダンス? / ReoNa / 小松一也
→齋藤P
青春コンプレックス / 結束バンド / 三井律郎
→吉田
てっぺんっ天国 ~TOP OF THE LAUGH!!!~ / てっぺんっオールスターズ / TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
→前田

ReoNaさんは昨年もシャドーハウスの「ないない」で受賞されてましたね。令和2年でも「ANIMA」がノミネートされてましたし、選考員の方々はReoNaさん大好きじゃないですか!?

Aimerさんの残響散歌のノミネートはこの部門のみ。ワンピース、チェンソーマン、ぼざろと下半期に一気に有力アニソンが出てきて、鬼滅が追いやられてしまった感じがします。

 

声優ソング賞:高橋李依「共感されなくてもいいじゃない」(『悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました』オープニングテーマ)

共感されなくてもいいじゃない / 高橋李依
→齋藤P
PSYCHO:LOGY / 蒼井翔太
→前田
de messiah / 東山奈央
→冨田
箱庭の幸福 / 田所あずさ
→DJ和
僕らが愚かだなんて誰が言った / DIALOGUE+
→吉田

ここでも齋藤Pのプレゼンが決め手で高橋さんに。この部門は毎年チャレンジングな楽曲が多くておもしろいですね。

私が推していた早見さんの話しも出ましたが、「Tear of Will」ではなくルビーEDの「Awake」の方でした。この曲と東山さんの「de messiah」は凛として時雨のTKさんが作編曲されていて、確かに印象に残る(というか少し怖い)曲でしたね!

 

キャラクターソング賞:結束バンド「青春コンプレックス」(『ぼっち・ざ・ろっく!』オープニングテーマ)

あのバンド / 結束バンド
→齋藤P
ギターと孤独と蒼い惑星 / 結束バンド
→DJ和
ジュリエッタ / LIP×LIP(勇次郎・愛蔵/CV:内山昂輝・島﨑信長)
→吉田
青春コンプレックス / 結束バンド
→前田
DRIVE US CRAZY / RAISE A SUILEN
→冨田

今年のキャラソンはぼざろ無双!ぼざろは曲は割れましたが、選考員全員がノミネート楽曲に挙げた唯一の作品でした。

イベント開催時点ではぼざろは10話までしか放送されておらず、最終話の文化祭で凄い曲が来たらどうしよう!ということで、とりあえず作品の顔であるオープニングの青春コンプレックス が受賞しました。個人的にはギターと孤独と蒼い惑星が大好きです!アルバム予約してしまいました!

吉田アナにあてた三井律郎さんのノミネートの喜びコメントが真面目過ぎて、こんな方に曲を作ってもらえる作品は幸せだよなーと思いました。

 

アーティストソング賞:Official髭男dism「ミックスナッツ」(『SPY×FAMILY』 第1クールオープニングテーマ)

堕天 / Creepy Nuts
→冨田
花の塔 / さユり
→吉田、DJ和
光るとき / 羊文学
→前田
よふかしのうた / Creepy Nuts
→齋藤P

ヒゲダンいないじゃん!とツッコミたくなりますが、1部の選考会議の時点でヒゲダンか米津さんがこの部門に入りそうな匂わせがあったので、会場の皆さんはまったく驚いてなかったと思います。

2曲ノミネートされているのに受賞ならずのCreepy Nutsはかわいそうですが、おふたりとも天才ですからその内受賞するでしょう!

 

企画賞:QUEENDOM「チキチキバンバン」(『パリピ孔明』オープニングテーマ)

気分上々↑↑ / EIKO starring 96猫、諸葛孔明(CV:置鮎龍太郎)
→冨田
新時代 / Ado
→前田
チキチキバンバン / QUEENDOM
→齋藤P、DJ和
捕まえて、今夜。 / 新浜レオン
→吉田

私は企画賞にSAOの曲を挙げましたが、この曲がなければチキチキバンバンでした。今年のアニソンの企画と考えると、パリピ孔明以外思い浮かばないですよね。エイベックスのルーツが洋楽の輸入販売にあり、その意味でもエイベックスらしい企画という解説も面白かったです!

新浜レオンさんは全くチェックしておらず、企画なのかと突っ込みたくなりますが、面白ければオッケーですよね!

 

新人賞:なすお☆「ハニージェットコースター」(『可愛いだけじゃない式守さん』オープニングテーマ)

嗚呼、我が浪漫の道よ / PelleK
→齋藤P
回夏 / cadode
→吉田
君よ 気高くあれ / シユイ
→前田
恋ノ行方 / あかせあかり
→DJ和
ハニージェットコースター / なすお☆
→冨田

最終的に方向性が近いあかせさんとなすおさんで割れたようですが、結果はなすおさんに。あかせさんを推してたDJ和さんの、「MVを見てください、好きになりますから」という魂の叫びは伝わったと思います!単純に、かわいいって大事ですよね!

SennaRinさんの名前も少し出てきましたが、澤野さん関連でアニソン大賞に名前が出てきたのは初じゃないですか!?

 

ユーザー投票賞:さユリ「花の塔」(リコリス・リコイル』エンディングテーマ)

1位:花の塔 / さユり
2位:ALIVE / ClariS
3位:カオスが極まる / UNISON SQUARE GARDEN
4位:kaleido proud fiesta / UNISON SQUARE GARDEN
5位:はじまりのセツナ / 蠟梅学園中等部1年3組

上記は中間投票の結果ですが、結果的に花の塔がそのままトップに。リコリコが今年を代表するアニメというのは、(深夜)アニメファンの総意ですよね!

花の塔のイントロが、今年一番オタクの心に残っているメロディ、というのは納得です!

 

特別賞:RAISE A SUILEN「DRIVE US CRAZY」(『BanG Dream! ぽっぴん'どりーむ!』挿入歌)

RAISE A SUILENは冨田さんがイエローカードと引き換えにキャラクターソング部門にねじ込んでいましたが、理由を聞いて納得。簡単にまとめるとライブパフォーマンスが桁違いにすごく、世界に通用するバンドだ!という事でしたが、こんなに熱く語られるとライブに行くしかないじゃないですか!単独以外にも様々なフェスに出演されているようなので、来年機会を見つけて是非見に行きたいと思います!

 

令和4年アニソン大賞:米津玄師「KICK BACK」(『チェンソーマン』オープニングテーマ)

作品賞が新時代の時点で、今年の大賞はKICK BACKかなーと思っていましたが、やっぱりそうでした。昨年も作品賞と大賞は違う曲でしたので…。

KICK BACKは選考員の褒め方が他の曲とは段違いでした。今回のイベントでは、前Qさんが「曲の解像度が高い」という言葉を何度か口にされていましたが、KICK BACKの解像度の高さは今年のアニソンの中で一番だった、ということなのでしょう!

 

令和4年裏アニソン大賞:さユリ「花の塔」(リコリス・リコイル』エンディングテーマ)

今年もあった裏大賞!発表はラストでしたが、実は1部の選考会議の序盤で裏大賞は花の塔だねー、なんて話が出ていました。

選考員のみなさんの中でたまに出てくる「~は俺たちのアニメ」という言葉、今年はリコリコは俺たちのアニメ、でした。

この言葉、要は「俺たち=オタク」を指しているのですが、チェンソーマンが一般向けでワンピースは一周回って俺たち向けじゃないか、という話が出ていたのは面白かったです。確かに100巻越えで膨大な伏線回収についていける人はオタクですよね!

 

ということで終わってみれば23時、1時間押しの白熱したノミネート発表でした。かといって終了時間を23時にするともっとのびてしまうので、現状のままでいいですね!

今年のノミネート楽曲は一部の曲、アーティストに集中していたのが印象的でした。そしてしきりに出てきた「チェンソーマン問題」という言葉、選考員の方々の話しを聞いて僕なりに理解したのが「商業主義は別にいいけど、アニソンプロパーの方々もっと頑張って!」という事でした。

ビッグタイトルの主題歌に超メジャーなアーティストが起用され、明らかにお金の匂いがするけどそのメジャーアーティストが解像度の高すぎる楽曲を作ってしまう。一方、アニソンプロパーの方が作るマイナータイトルの主題歌の解像度は申し訳ないけど低い曲が多い!もっと頑張って欲しい!という事でしょうか。

ただ選考員のみなさんは、今の状況が悪いという訳でなく、むしろメジャーアーティストがしっかりとアニメに向き合って曲を作ってくれる、ある種理想的で幸せな時代が来ている、ともおっしゃっていました。

確かに90年代のメジャーアーティストのアニソンは、曲は最高だけどアニメと関係なくね?というものも多かった印象が。平成アニソン大賞の90年代のノミネート楽曲を聴くとよく分かります。単なるタイアップですね。

自分がアニソンにはまった20年前、2000年代を思い返すと、思い出補正もあるでしょうがどの曲も光り輝いています!アニソンプロパーがオタクに向けて作った曲でも解像度が高く、名曲ばかり。そこと比較すると今の曲は…と思ってしまうのも正直なところあります。

それにしてもこの解像度が高いという言葉、本当に便利で分かりやすいですよね。対になる解像度が低い曲と言われれば、あまり作品と向き合っていないぼんやりとした曲なんだろうなー、とすぐに分かります。前Qさんスゴイ!

 

そして今年のアニソン大賞に個人的に思うところがあるとすれば…King Gnuどこいった!という事です。一途も逆夢も解像度高すぎ楽曲じゃないですか!?厳密に言えば対象期間から外れているのですが…。先日「一途 / 逆夢」が2022年オリコン合算シングルランキング年間1位を獲得、なんてニュースもありましたし、今年を代表するアニソンですよ!

鬼滅も残響散歌が編曲賞にノミネートされてただけですし、明らかに年始の楽曲が不利なような気が。King Gnuの名前自体もイベントの中で一回も出てこなかったですしね!(常田さんの話しはKICK BACKの中で出てきましたが!)

後は松原さんの復帰ですね。こればっかりは待つしかない!

鬼滅、鬼滅、エヴァときて今年はチェンソーマンでしたが、ワンピースだったとしてもジャンプなので、やっぱりジャンプの作品は強いのか!?来年のアニソン大賞も本当に楽しみですね。それでは、来年も素敵なアニソンライフを過ごしましょう!