青春アニソンブログ

アラサーのおじさんが青春時代のアニソンを懐かしむブログです。

「令和5年アニソン大賞」終了!今年の大賞はやっぱりあの曲…!?

という事で現地参加してきました、令和5年アニソン大賞!

会場はおなじみのロフトプラスワン。ネタバレ!?

もう1週間前になりますが、本当に熱かったですね!選考員の皆さんが熱すぎてやっぱり押して、お店からもう終わって…とお願いされる形で終了しました。23時40分頃でしょうか。発表だけだったとしても、21時開始は厳しいですよね!

選考員はおなじみの冨田さん、吉田アナ、齋藤P、DJ和さん、前Qさんです。松原さんはいずこに!?

受賞曲発表の前に、個人的な令和5年アニソン大賞の各部門の曲です!

令和5年アニソン大賞、作品賞:YOASOBI「アイドル」(『【推しの子】』オープニングテーマ)
作詞賞:岡崎体育「Knock Out」(『マッシュル-MASHLE-』オープニングテーマ)
作曲賞:ナナヲアカリ「奇縁ロマンス」(『江戸前エルフ』オープニングテーマ)
編曲賞:米津玄師「地球儀」(『君たちはどう生きるか』主題歌)
声優ソング賞:上坂すみれ「ハッピーエンドプリンセス」(『ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~』オープニングテーマ)
キャラクターソング賞:シャーロット・エヴァンズ(早見沙織)「Graceful World」(『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』エンディングテーマ)
アーティストソング賞:女王蜂「メフィスト」(『【推しの子】』エンディングテーマ)
企画賞:MAN WITH A MISSION × milet「絆ノ奇跡」(『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』オープニングテーマ)
新人賞:EverdreaM「Jekyll & Hyde」(『暴食のベルセルク』オープニングテーマ)

ちなみに特番はYoutubeで見られます!


それでは各部門の受賞楽曲です!ノミネート楽曲一覧の画像は、令和5年アニソン大賞公式サイトから引用させていただいております!

 

作品賞:YOASOBI「アイドル」(『【推しの子】』オープニングテーマ)

という事で作品賞は満場一致でYOASOBIのアイドルでした。この結果に異論がある方は日本中探してもいないと思います。満場一致は、令和2年の作品賞の「炎」以来だったかと思います。

今年のアニソン大賞で度々出てきたワードが「第1階層」「第2階層」で、オーイシさんが使ったこの言葉を選考員の方々がよく引用していました。

第1階層はお茶の間≒世間一般の方々、第2階層はその中でも深夜アニメを中心とするアニメ大好き勢。同じように、アニメ関連のカルチャーに出自がある歌手や曲を第2階層、アニメと全く関係ない所からデビューしながら、アニメとタイアップしている歌手や曲を第1階層とも言っている様でした。

オーイシさんのラジオを聴きましたが、オーイシさんのアニソンへの見識が深い!やっぱり売れてる方は売れるだけの理由があるんだなーと思いました。今年のオーイシさんの大活躍を見れば納得です!

それを踏まえると、アイドルは第1階層にも第2階層にも刺さった曲で、「海外」というとんでもない第1階層にも広がってるのが恐ろしい。アニソンの枠を飛び越え、今年No.1 J-POPではないかと思います。

 

作詞賞:ヒグチアイ「いってらっしゃい」(『進撃の巨人』The Final Season 完結編(各話版)エンディングテーマ)
作詞:ヒグチアイ

進撃の巨人から3曲で、その中でもヒグチアイさんのいってらっしゃいが受賞しました。昨年の作詞賞もヒグチアイさんで、しかも進撃の「悪魔の子」でしたね。

私は放送版で見ていたので、最後の巨人といってらっしゃいは聴いていませんでした。放送だとこの名曲を聴く機会がないのはよろしくないと思います…。まあ今は配信で見る人が多いので問題ないのか!

アイデン~は、来年にはコンプラで流せないんじゃないかと吉田さんが言っていましたが、確かにひどい歌詞ですね(誉め言葉)。アニソンらしくて最高です!

 

作曲賞:オーイシマサヨシ「uni-verse」(『劇場版 グリッドマン ユニバース』主題歌)
作曲:大石昌良

作曲賞はオーイシさんのuni-verseでした。作詞賞でもノミネートされていましたね。

この機会に映画を見たのですが…劇場で見なかった事を後悔しました!テレビシリーズのグリッドマンとダイナゼノンを見ていることが大前提の映画ですが、見ている方ならグッとくるシーンが盛りだくさんの最高の映画でした!

そして映画を見ると、曲に対する思い入れも変わりますね!曲単体でももちろん楽しめますが、アニソンはアニメの物語があってこその曲であることを改めて感じました。

神田ジョンさんはPENGUIN RESEARCHのギターの方だったんですね!選考員の皆さんが猛プッシュしていたので、今後注目して曲を聴きたいと思います!

 

編曲賞:えなこ feat. P丸様。「アイデン貞貞メルトダウン」(『お兄ちゃんはおしまい!』オープニングテーマ)
編曲:やしきん

編曲賞は、こちらも作詞賞でもノミネートされていたえなこ feat. P丸様。のアイデン貞貞メルトダウンでした。選考員のどなたかがおっしゃってた「作詞は編曲」という言葉が印象的で、緻密に計算された上でこの曲が出来上がってると考えるとやしきんさん凄すぎる!

昨今の電波ソングリバイバルの流れから、冨田さんはTrySailの華麗ワンターンを挙げていましたが、確かに今年は耳にする機会が多かったように思います。

 

声優ソング賞:芹澤優「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」(『MFゴースト』オープニングテーマ)

声優ソング賞は芹澤優さんのJUNGLE FIRE feat. MOTSUでした。吉田さんが今年聴いた中でユーロビートはこの曲だけだったと言っていましたが、ユーロビートと言えばMOTSUさんですよね!というか私はアニソンのユーロビートと言ったら頭文字Dしか思いつかないです…。アニサマの盛り上げ番長のMOTSUさん健在という一曲でした。

DJ和さんのソニーの方とは思えない「つながる」発言も面白かったです!曲を通して声優さんと繋がれるのはいいですね!

 

キャラクターソング賞:MyGO!!!!!「壱雫空」(『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』エンディングテーマ)

キャラクターソング賞はMyGO!!!!!の壱雫空(ひとしずく)でした。同じ作品から3票も入りましたね!齋藤Pが日和ってしまった話しも面白かったのですが、毎年多くの曲を出してそれがことごとくヒットするブシロードの音楽制作チームは超優秀な方々なんだろうなーと思いました。

作品自体はなんかギスギスしてるぞ!と話題になっていたのは知っていたのですが見ていなかったので、正月にアニサマとセットで見たいと思います!

 

アーティストソング賞:女王蜂「メフィスト」(『【推しの子】』エンディングテーマ)

アーティストソング賞は女王蜂のメフィストでした。おそらくここが一番割れるところだと思っていたのですが、曲は違いますが女王蜂に2票入っていました。DJ和さんは推しの子から3曲挙げられてますね!

心音はNHKのSONGSで特集されていたのを見ましたが、中島みゆきさんがアニソン!?の衝撃は計り知れないものがあると思います。曲もザ・中島みゆきって曲でしたしね!

 

企画賞:マサヨシがめがねを忘れた「メガネゴーラウンド」(『好きな子がめがねを忘れた』エンディングテーマ)

オーイシさんが2曲目の受賞!大賞後のヤングタウンを聴いたらクールに喜んでいましたが、相当嬉しかったのだと思います。小村くんと三重さんの間を邪魔しないところにオーイシさんの優しさが感じられますね!アニメ2期待ってます…。

EGOISTの活動終了は今年のアニソン業界の大きなニュースのひとつでしたね。作品から飛び出したキャラクターがこれだけ受け入れられたのは、やはり曲とパフォーマンスの素晴らしさがあってこその事だと思います。ノイタミナの(暗めな)作品の主題歌に合うんだよなー。

 

新人賞:小玉ひかり「ドラマチックに恋したい」(『カノジョも彼女』Season2 オープニングテーマ)

新人賞は小玉ひかりさんのドラマチックに恋したいでした。小玉さんは新人ってイメージはなかったのですが、メジャーデビューがドラマチックに恋したいだったんですね!冨田さんが小玉さんの将来性を熱く語っていたのが印象的でした。小玉ひかりならのぞみは?というやりとりも面白かったです。

そして前Qさんの20周年を迎えたプリキュアシリーズへの想いは激熱でした!

 

ユーザー投票賞:BE:FIRST「Salvia」(『範馬刃牙 地上最強の親子喧嘩編』エンディングテーマ)

ユーザー投票賞はBE:FIRSTのSalviaでした。全く予想外だったようで、会場で今日イチの歓声(悲鳴?)が上がっていたと思います。

この受賞に関しては、ぜひ年末特番を見てもらいたいです!(1°55'47"~のところ)

吉田さんのオタクへの提言、前Qさんのフォローと色々と考えさせられるものがあります。「ハピマテを思い出せ」は至言ですね。

 

特別賞:プリキュアシリーズ

この特別賞は、新人賞の際に前Qさんが熱く語っていたプリキュアシリーズへの想いが実を結んだものでした。20年もの間、テーマ性をもって新作を発表し続けてそれが受け入れられてるのは凄いことですよね!

 

令和5年裏アニソン大賞:Linked Horizon「二千年... 若しくは... 二万年後の君へ・・・」(『進撃の巨人』The Final Season 完結編(後編)主題歌)

今年もやっぱりありました、裏大賞。第1シーズンの放送から10年を経て完結した進撃の巨人。この受賞は、曲はもちろん進撃の巨人という作品への表彰であるのだと思います。最初見ていた頃はこのような結末になるとは思わなかったし、NHKで放送されるようになるとも思わなかったですよね!

 

令和5年アニソン大賞:YOASOBI「アイドル」(『【推しの子】』オープニングテーマ)

そして大賞はやっぱりアイドル!

冨田さんのこのポストはネガティブな意味で発信したわけではないのですが、もう一度よく考えた結果、やっぱりアイドルしかないよね、というところだと思います。今年一番社会をにぎわせた曲はアイドルですよ!そして今年はオーイシさん、やしきんさん、神田ジョンさんの名前がよく挙がっていましたね!来年も要注目です!

 

ということで配信されたのはここまでで、その後多少の問題発言がありつつ、今年も楽しくアニソン大賞は終了しました。そして急いでロフトプラスワンを出ます。

今年印象的だったのはやっぱり吉田さんのオタクへの提言。提言っていうと偉そうですが、決してそんなことはなく流行っているものを消費だけしてちゃダメだよという発信、吉田さんは「挑発」と言っていましたね。

私は大学生の時、オタク論のレポートでオタク関連の本を読み漁りましたが、岡田斗司夫さんの『オタク学入門』でのオタクの地位向上運動から「オタク・イズ・デッド」のオタクは死んだ発言は強烈に覚えています。

吉田さんも触れていましたが、オタクは本来、あらゆるものの中からあえて特撮やアニメと言ったカルチャーに傾倒し、独自の楽しみ方を見いだす存在だったのが、今は単なる消費者になってしまっている。吉田さんみたいな生粋のオタクからしたら、現状にもどかしさ、というより危機感をもっているように感じました。

吉田さんの発言に度々フォローを入れていた前Qさんは、オタクには社会性を持ってほしいと前から言い続けていて、最近のオタクは前Qさんが若かった頃と比べると社会性をもつようになったと言っていましたが、社会性と引き換えにオタクらしさを失ってしまったようにも思います。

「オタクよキモくあれ」も強烈なワードでしたが、社会性を持つオタクは「いい意味で」キモがられ、社会性を持たないオタクはそのままの意味でキモがられてしまうのではないかと思います。

断片的な言葉だけでは悪い印象を持ってしまう方も多いと思う内容なので、是非動画を見て前後の発言を踏まえた上で考えていただければと!

そんな状況で私に何ができるんだろうと考えましたが、こうやってブログで発信していく事で何かしらの影響があればよいと思います。自分が好きなものを世界に向けて発信していく、影響力が極小だろうとまずはやってみる事が大事かと思います!

来年のアニソン大賞に向けては、TikTokのアカウントを作ってもっと第1階層の流行をチェックしたいです!また今年はコイコガレくらいしかありませんでしたが、来年は梶浦さんのアニソンがたくさん聴けそうで楽しみです!(既に2曲もある!!)そして松原さんの復帰を待ち続けております!

鬼滅、鬼滅(かぐや様)、エヴァ、チェンソーマン、そして推しの子と、令和アニソン大賞は相変わらずジャンプが強い!いったい次はどんな作品の曲になるのか…。それではみなさん、来年も良いアニソンライフを!