3曲紹介したところでひとまず、自分がアニソンを聴き始めた頃ってどんな環境だったかなー、と振り返ってみたいと思います。
中学に上がったばかりの私は、書店である雑誌を購入した。それは、少年ガンガン2001年5月号だ。「ジャングルはいつもハレのちグゥ」の表紙が印象的で、何やら豪華な付録がついている。確かこの頃は、それまで読んでいたコロコロコミックを買うのを止めていたはずで、その代わりとして買ったのかもしれない。ガンガンを読む中で気になったのはマンガではなく、ラジオ「シャオと太助の今夜も守護月天！」を紹介するページだ（シャオはヒロイン、太助は主人公です！）。当時、兄の机の上に友達から借りてきた「まもって守護月天！」のコミックスが置かれており、私はそれをこっそり読んでいた。読み終わってからしばらくは、ふとした時に守護月天、とりわけシャオってかわいいなー、なんて考える日々が続いていた。そんな中で、ラジオの存在を知ったのである。
土曜日の夜中、ラジカセを用意し、ドキドキしながら周波数をTBSラジオに合わせる。ザーザー言って全然聴こえない！絶望しました。北陸海沿いの田舎に住んでいたので、AM放送は地元の局しかクリアに聴こえなかったんです…。ただ、常に聴こえないのではなく、たまーによく聴こえる時もあれば、ザーザー言って聴こえなくなる、みたいな感じでした。家の中でもよく聴こえる場所はないか探したり、こっそりラジカセを持って外に出て、少し高い場所まで行ったりしました。が、聴こえないものは聴こえないんです…。たまにクリアに聴こえる朝鮮語のラジオは何なんだ。
聴き始めたのも束の間、この守護月天のラジオは2001年の9月に終わってしまいます。寂しいです…。この頃は、この番組以外に「マルチメディアカウントダウン」「ラジオアニメどんぶり」を聴いていました。たしかこの番組を聴き始めたのは、たまたま買ったニュータイプにアニラジの一覧が載っていて、そこからこの番組を見つけたような記憶が…。記憶があいまいなので、色々と調べて思い出しながら書いております。ただニュータイプは2001年10月号です。エンジェリックレイヤーが表紙のやつ！これだけは鮮明に憶えています。
ラジオを聴き始めたことで、土曜の夜はマルチメディア→アニどん→CDTV→ランク王国の流れが定着しました。まさにアニソン青春時代（第1期）でした。そしてこのマルチメディアカウントダウンを聴くことで、どんどんアニソンに興味を持っていきました。紹介した「Shooting Star」「tune the rainbow」も、よく流れてましたね。あー、懐かしい。
また、ニュータイプを読んだことで、世の中ではこんな大量にアニメを放送していることを知ります。そしてここで、アニメ見たい衝動にかられます。ただ、地元はテレビ東京もない田舎、BSもWOWOWも入っていない家だったので、まーアニメなんてやってない。ただ、ニュータイプにはWOWOWで放送する「X」は、ノンスクランブルの無料放送と書いてあります。ん、これ見れるんじゃね？と期待して、映りもしないWOWOWのチャンネルに合わせたり、テレビのアンテナ入力を地上波の入力からBSの入力に差し替えたりしましたが、やっぱり映らず…。アンテナがないから映るわけないですよね！そして、そんなアニメ見たい衝動を少し和らげてくれたのが、このアニラジだったのではないかと思います。
今はアニメはBS11にネット配信、そしてラジオもradikoでクリアに聴けますね。いい時代になったもんだ！曲紹介よりも長いおじさんの回想になりましたが、同じような思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか！
