青春アニソンブログ

アラフォーのおじさんが青春時代のアニソンを懐かしむブログです。

今更ながらワルキューレの魅力を紹介したい!

40曲紹介が終わったので、またまた曲紹介とは別のテーマを。ということで、祝・ワルキューレ「未来はオンナのためにある」オリコン週間シングルランキング1位、おめでとうございます!

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(C)2015 ビックウエスト/マクロスデルタ製作委員会

 

すごいタイトルの曲ですが、ワルキューレが1位をとるなんて感慨深いです…。定額制ストリーミングサービスや、1曲単位での配信購入が盛んな現在、CD単体のランキングに何の意味があるの?なんて考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな時代だからこそCDが売れるのは凄いことではないでしょうか。

そこで今回は、今更ながら私がワルキューレに感じる魅力をご紹介させてください。きっと皆さんもライブに行きたくなること間違いなしです!

 

 

1.ワルキューレとは

まずは簡単なワルキューレの紹介を。ワルキューレは、テレビアニメ『マクロスΔ』内に登場する5人組の戦術音楽ユニットです。

ケイオスの情報・芸能部門に所属する戦術音楽ユニット。そのメンバーは、フォールド因子受容体の高い数値を持つ少女たちから構成されている。彼女たちの歌声はヴァール鎮圧に効果を発揮し、発症前の段階でも予防効果を発揮するという。 

 本編をご覧になっていない方は、なんのこっちゃと思いますが、要は歌の力で病気を抑えよう!を使命として掲げ、活動しているユニットです。

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(C)2015 ビックウエスト/マクロスデルタ製作委員会

手前左手から、

美雲(みくも)・ギンヌメール(声 - 小清水亜美 / 歌 - JUNNA):エースボーカル、神秘的

フレイア・ヴィオン(声 - 鈴木みのり):新人、元気いっぱい

マキナ・中島(声 - 西田望見)    :メカニック担当、スタイルがいい

カナメ・バッカニア(声 - 安野希世乃):リーダー、苦労人

レイナ・プラウラー(声 - 東山奈央) :電子工作担当、しゃべり方がかわいい

です。未見の方は、このくらいのイメージで大丈夫です。間違ってもウィキペディアを見てはいけません!ネタバレ多数ですので。

2.ワルキューレの魅力とは

曲がいい

ワルキューレの音楽プロデューサーであるフライングドッグの福田正夫さんは、マクロスΔの音楽のキーワードを「中毒性」とし、以下のように作家陣の選定を振り返っています。

まず僕の中の中毒的ソングって何だったかなと考えた時、思い浮かんだのがSMAPの「SHAKE」だったんです。キャッチーってこの曲のためにある言葉だと思ったくらいです。(中略)SMAPの「SHAKE」の事も頭にあったので、「あ、まず頼むならコモリタミノルさんだな」と思いました。

出典:アニメマクロスΔ、ワルキューレの仕掛け人に直撃!アキシブ系創始者福田正夫に聞く。『エンタメの今に切り込む新企画【ザ・プロデューサーズ】第十二回・福田正夫氏』

まずはミュージシャン・作曲家のコモリタミノルさんに曲を依頼したようです。そして出来上がったのが、40曲目でも紹介した「いけないボーダーライン」なのです!コモリタさん、『歌スタ!!』*1の審査員で見ましたよね。

コモリタさんの他にも、J-POP界隈から多くの作家がワルキューレに曲を提供しています。

 

 

「AXIA〜ダイスキでダイキライ〜」 は、RUI(柴咲コウ)「月のしずく」や中島美嘉「雪の華」で有名な松本良喜さんが作曲を担当しています。作中でも1、2を争うクライマックスシーンで流れるこの曲は、王道のバラードナンバーです。

 

 

「涙目爆発音」は、「カナシミ ブルー」「永遠のBLOODS」等のKinKi Kidsの曲で知られる堂島孝平さんが作詞・作曲を担当しています。ライブではタイトルにかけて爆発演出がある、人気ナンバーです。

 

 

「僕らの戦場」は、作詞はTRUE名義でボーカリストとしても活動している唐沢美帆さん、そして作曲は加藤裕介さんです(作詞は唐沢さんと加藤さんの共作です)。このペアで「僕らの戦場」以外にも、「一度だけの恋なら」「ワルキューレがとまらない」といったワルキューレを代表する曲を手掛けています。加藤さんは、嵐やHey! Say! JUMP等のジャニーズグループやハロー!プロジェクトといったJ-POPのアイドルに曲を提供する一方、水樹奈々さんや藍井エイルさんといったアニソンシンガーにも曲を提供しています。まさにアイドルソングとアニメソングをつなぐような方なのです!

私たちアラサーより上の世代の人間は、テレビで流れる音楽が共通体験としてあった世代です。90年代の小室ファミリー、ミスチルやスピッツ、GLAYといった名曲をもつバンド、浜崎あゆみや宇多田ヒカルの歌姫の登場などは、私たちの世代は誰もが知っています。コモリタさんを始め、そんなJ-POPの黄金期ともいえる世代の作家が曲を提供し、さらに加藤さんの様な2000年代からここ最近のアイドルソングやアニメソングの作家に提供してもらったワルキューレの曲に、中毒性がないわけがないですよね。この「幅広い年代に刺さる中毒性」こそが、ワルキューレの楽曲の魅力です! 

ライブが楽しい

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左から、カナメΔ安野希世乃、美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴木みのり、マキナΔ西田望見、

レイナΔ東山奈央

画像はマクロスΔ公式サイト ワルキューレから引用させて頂きました

ライブでは、基本ワルキューレの5人はそれぞれのキャラクターとしてMCをします。が、ここで問題が発生します。美雲のセリフと歌で担当する人が違うんです!そこでどうするのかというと…しゃべらないんです!他のメンバーに話を振られたら、うなずきやジェスチャーで返すことで、その場をしのいでいます。作中でもそこまで無口なキャラクターではないんですけど…まあかわいいからOKですね!

そしてパフォーマンス。まさに、歌って踊れるスーパースターです。当然口パクなし、ハモリありのCD音源以上のパフォーマンスを見せてくれます。特にハモリはライブの方がよく聞こえるので、曲をより楽しみたければライブに行くしかありません。後はやっぱり、底なしの体力がすごい!2019年のMACROSS CROSSOVER LIVE 2019はライブビューイングで参加したのですが、フレイア役の鈴木みのりさんが荒ぶりすぎて、途中カメラが追えていませんでした。全力で動くので所々フレームアウトするのに、歌声は全く途切れてないので、何かもう凄すぎて笑ってしまった記憶があります。

ライブでは、マクロスΔの他のキャラクター(役の声優さん)が登場し、ちょっとした掛け合いをしてくれます。これがまたおもしろい!ワルキューレのライブはマクロスΔという作品のライブでもあるので、やっぱり参加するにあたっては本編を見ていた方がより楽しめるのではないかと思います!

また、サプライズゲストとしてマクロスFの歌姫の登場も熱かったです!2ndライブではランカ・リー役の中島愛さん、3rdライブでは初日にシェリル・ノームの歌唱担当のMay'nさん、2日目に中島さんが登場し、ワルキューレとのコラボで会場を沸かせました。この2人が登場した時の会場の盛り上がりは半端ないです。会場を見渡すと様々な世代のファンがいますが、やっぱりボリューム層はマクロスFからシリーズのファンになった人なのかなー、と感じます。

3.最後に

以上、ワルキューレの魅力について紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか。ワルキューレを知らなかった方が、これをきっかけに興味を持ってくれたら嬉しいです。そして、ここに書いたことだけがワルキューレの魅力ではありません。リスナー1人1人が、それぞれ違ったワルキューレの魅力を感じていると思います。

今、ワルキューレで気になっているのは、今年の7月から8月にかけてのZeppツアーがどうなるのかということです。まあ中止だろうなー、というか中止にして大きい会場で仕切り直して欲しい!というのが私の正直な気持ちです。冒頭でふれたシングル「未来はオンナのためにある」は、今年公開予定の映画『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』 のイメージソングであり、夏のライブツアーも映画に向けたものだと思うのですが、いかんせんタイミングが悪いですよね。夏ライブツアー→映画公開→横浜アリーナでライブ(だったらいいな)の流れを考えているのかもしれませんが、この状況でライブハウスツアーは難しい。あと、キャパ的にも1つの応募だけだと当たる気がしません!

今回のオリコン1位はワルキューレ、そして新作映画への期待の高まりの結果だと思います。コロナが少しでも早く収束することを願いつつ、ワルキューレを応援していきましょう!

*1:2005~2010年に放送していた、メジャーデビューを目指す素人のオーディション番組